KIRYU 桐生大学/桐生大学短期大学部

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更新日:2012年06月13日

最近新しい型のうつ病が流行しているという。従来のうつ病というと、過重な仕事や責任感に精神的に押しつぶされ、何もする気力がなくなり、自宅に閉じこもり、食欲もなく、時には“死にたい”ともらすような、そんなタイプが典型的でしたが、このタイプのうつ病では、例えば会社で、挨拶がなっていない、もう少し頭を下げるようにとか、電話の応対が悪い等、些細なことを注意されることで、精神的変調をきたし、上司や同僚のそばではいらいらして仕事が手につきません、会社では仕事ができないのですから、立派なうつ病でしょうが、他に原因がないので、自宅待機となっても、食欲は旺盛で、スポーツジムに通ったり、果ては海外旅行に行く人さえいます。先日NHKでこの問題が取り上げられ、この種の新しいうつ病は、親の過保護や一時流行した結果平等主義が原因ではないかという発言があり、わが意を得た思いです。
このタイプのうつ病の人には親のいうことをよくきくまじめな人が多いようです。親は子供のことを思うあまり、世間の冷たい風にはなるべくあたらないよう過保護にまわり、そのまま急に社会に出ますと、今までは親の言うことを聞いていれば良かったのに、現実は違うことに気づき、不適合を起こすことになります。
もうひとつの原因として、一時かなり流行した結果平等主義という考えがあるような気がします。ゴールするときはみんなで手をつないでゴールしましょうなどという、極端な考え方は修正されつつあるようですが、私の孫が通う小学校では、運動会の前にみんなで走ってみて、同じような速さの生徒でグループ分けし、各グループで徒競走をしています。昔、私たちが小学生のころはせいぜい背丈の順番、あるいは出席番号順で、一等賞、二等賞と、ノートや鉛筆のような賞品が出た記憶があります。今ではこんな賞はありません。もらうとするとみんな一緒の参加賞です。でも、運動会というのは、自分よりずいぶん早く走る人もいるのだな、ひとそれぞれ能力は異なるのだなということを自覚させることも大きな目的のような気がしますが。
勉強でも、クラスの生徒全体をある程度のレベルにもって行くことを目標にしていますから先生には達成感があるかもしれませんが、結果としてできる子の芽をつぶしかねません。本来、平等という言葉は、機会(チャンス、チャレンジ)はなるべく平等であるべきだということで、その結果が異なるのは当然であり、結果が平等というのはありえないことです。
この世の中は、現実には理不尽なこと、不合理なことが一杯あり、なぜこんなことで自分が謝らなければならないのかと思うことだってあるでしょう。そんなことに対していかに方便を考えたりするのか、いろいろな経験をすることで子供から大人へと成長していくのです。過保護に走りやすい母親や、小学校の先生方はこの点をよく理解していただき、この新型タイプのうつ病はこの世から早くなくなってほしいとおもいます。

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