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【栄養学科】調理学実習で学ぶ魚の下処理 ― いわしの手開きとあじの三枚おろし

更新日:2025年11月27日

本学の調理学実習では、調理技術を身に付け、食品の特徴を理解するための授業を
行っています。
今回は、「魚の下処理」をテーマにした授業の様子を紹介します。

前期:「いわしの手開き」
前期の「調理学実習Ⅰ」の実習では、いわしの手開きに挑戦しました。
いわしは身が柔らかく、初心者でも扱いやすい魚ですが、最初は力の入れ方や
魚の扱いに苦戦した学生もいました。
教員の指導を受けながら、魚の骨や身の構造を意識して慎重に手を動かすことで、
初めてでも形がきれいに開けるようになりました。

下処理を終えたいわしは、蒲焼きに調理しました。
焼きあがったいわしは、香ばしい香りとふっくらとした食感が楽しめ
達成感もひとしおでした。

 

後期:「あじの三枚おろし」
後期の「調理学実習Ⅱ」では、より難しいあじの三枚おろしに挑戦しました。
中骨に沿って包丁を進めるときの角度や力加減がポイントで、繊細な手作業が求められます。
最初は骨に身が残ってしまうこともありましたが、手を進めるうちに、
滑らかに包丁を動かせるようになりました。

おろしたあじは竜田揚げに調理し、外はカリッと、中はふっくらとした食感を味わいました。

 

 

実習を通して学んだこと
魚を実際にさばくことで、教科書だけでは得られない「食材の構造理解」や「調理の感覚」を
身につけることができました。
魚をさばくのが初めての学生や、魚に触れる機会が少ない学生もおり、
最初はおそるおそる作業を進めていましたが、実習を通して魚の扱い方に自信を持てるようになり、
貴重で有意義な経験となりました。

今後も実習を通して、食材の特性を生かした調理方法や、安全でおいしい食事づくりについて
学びを深めていきます。