更新日:2022年10月07日
早期体験合同実習では、1年次の早い時期に医療施設や児童福祉施設、老人福祉施設、学校教育施設、
地域保健施設の各分野における実践の場において、管理栄養士の活躍を目にすることで、
大学での学びがどのように生かされているのかを理解できる初めての機会となります。
通所介護施設での管理栄養士の役割について理解を深めるために、老人福祉施設の実習を選択した学生9名は、
8月30日、31日に「株式会社エムダブルエス日高 太田デイトレセンター」で実習を行いました。
8月30日には、2つのグループが実習に伺いました。まず始めに施設長の大山雄一郎先生から施設概要についてご講義いただきました。
その後、施設の見学を行い、利用者の方々のリハビリの様子を見学させていただきました。
次に、管理栄養士として在籍され、本学の卒業生でもある長久保先生から、老人福祉施設での管理栄養士の業務についてご講義いただきました。
ケアマネジャーや介護職員、看護師、機能訓練指導員、生活相談員の方々との多職種連携が重要であることを学ぶことができました。
また、太田デイトレセンターでは昼食にバイキングを実施しているため、その様子を拝見しました。
加えて、糖質制限食やカリウム制限食など、特別治療食の配膳の様子も見学させていただきました。
その後、利用者の方と同じメニューの昼食(常食、きざみ食、ペースト食)を試食させていただくこともできました。
8月31日には1グループの学生が実習に伺いました。前日と同様、様々な体験実習に加えて、
送迎車に乗せていただくなどの利用者側からの立場として考える、貴重な体験をさせていただきました。
今回の実習を通して、実習生は福祉の分野においても管理栄養士は必要不可欠であると理解することができました。
大山先生をはじめとする太田デイトレセンターの皆様、大変お忙しい中、本学学生のために貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。
1年次にこのような実習を体験することで、具体的な目標を持つことができ、将来、管理栄養士として活躍できることを期待しています。