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【栄養学科】調理学実習Ⅰ最終授業

更新日:2025年08月22日

こんにちは。
本日は1年生の「調理学実習Ⅰ」の最終授業の様子をご紹介します。

今回は、調理学実習Ⅰで学んだ知識と技術を確認するための実技試験および筆記試験が行われました。

実技試験は、実習で作成した「マセドアンサラダ」と「キャベツ千切り」を課題としました。
マセドアンサラダは、材料を切るところから調味、盛りつけまでをすべてを一人で行いました。
学生たちは何度も作り方を確認しながら、真剣な表情で一つひとつの作業を丁寧に取り組んでいました。
同じ材料を使った同じサラダでも学生が工夫することで、それぞれ個性が光っていました。
見た目も美味しそうでした。

筆記試験では、実習で作成した献立についての知識や米の加水量、調味濃度の計算などの
基本的な問題をはじめ、前期授業の総まとめの内容が出題されました。
試験前は、どの問題が出るのか少し不安そうな様子も見られましたが、
落ち着いた様子で一生懸命解答していました。

実技試験、筆記試験が終了した後は、みんなで試食タイムです。
この日のメニューは、「ターメリックライス、キャロットライス、キーマカレー、マセドアンサラダ、
コールスローサラダ、にんじんのビシソワーズスープ、ブランマンジェ、レモンスカッシュ」でした。

キーマカレーでは、スープストックで使用した牛すじ肉を冷凍保存したものを解凍してミンチにしたものと
最近注目されている「大豆ミート」を材料として加え、SDGsの視点を加えた料理に仕上げました。
さらに「大豆ミート」「かつおだし」を使用した食肉を使用しないハラル食対応のキーマカレーも喫食しました。

マセドアンサラダは試験で作成した自分の作品を試食し、コールスローサラダには、
試験で学生が切ったキャベツを使用しました。

キャロットライスとビシソワーズスープには、学生たちが切り方の練習に使用したにんじんを取り入れました。
学生の努力が詰まった、食事のでき上がりです。

また、Aクラス、Bクラスの学生が一堂に会して食事をする機会は少なく、和やかな雰囲気のなか、
これまでの授業を締めくくることができました。
試験を終えた学生たちは晴れやかな表情で食事を楽しんでいました。
 

4月に入学したての実習開始当初に比べて、調理技術だけではなく、調理への興味が高まり、
実習を重ねるごとに班員が声を掛け合いながらコミュニケーションがしっかりとれるようになり、
効率よく作業を進められるようになりました。
実習で作成したメニューを自宅でも作ったと報告してくれた学生もおり、調理への関心の高まりや
調理技術の向上がうかがえました。

後期からは「調理学実習Ⅱ」が始まります。さらに様々な料理に挑戦し、調理の知識と技術を兼ね備えた
管理栄養士を目指していきましょう。