更新日:2022年01月20日
生活科学科BLOGをご覧の皆さま、こんにちは!
今回は、調理実習Ⅰでお正月の醍醐味の一つともいえる“おせち料理”を作りましたのでご紹介いたします。
「おせち」とは、節日の行事の日に食べる料理のことです。
日本の年中行事は、もともと農耕儀礼の神祭りで、神を祭る節日に神饌(しんせん:神の召し上がる食物の総称)を供えたものが「御節供(おせちく)」です。
供えた酒や食物を神と人々がともに食べる儀式が直会(なおらい)、これが「御節供」であり、江戸時代に御節となり、さらに「おせち」は正月の料理をあらわすようになりました。
参考文献:たのしい調理-基礎と実習-(第5版)
~お品書き~
・雑煮(切り餅,鶏肉,小松菜,しいたけ,にんじん,松葉ゆず)
・二色卵
・くりきんとん
・紅白かまぼこ
・日の出みかん
・紅白なます
・かずのこの土佐じょうゆ和え
・のしどり
・伊達巻き
・黒豆
品数も多く、ハレの日に食べる特別な料理で慣れない中、一生懸命取り組んで立派なおせちを作り上げることができました。
伊達巻きなどをおうちでも作ってみたという学生もいて、嬉しい限りです。
ちなみに今回の基礎実習では、人参のねじり梅、長寿の象徴とされる亀をイメージさせる亀甲しいたけ、かまぼこの飾り切りをしました。
(写真では、雑煮にねじり梅と亀甲しいたけが入っています。)
おせち料理は一つひとつの料理に五穀豊穣や子孫繁栄などの意味が込められており、新年を迎えるにふさわしい料理です。
大事にしていきたい習わしのひとつですね。