更新日:2022年06月28日
皆さまこんにちは、生活科学科です!本格的に暑くなってきましたね。
さて、先日開催されましたオープンキャンパスの模様を紹介していきたいと思います。
最初に901教室にて学科説明、教職説明がありました。
生活科学科では、実践を重視し、健康・栄養の分野で活躍する栄養士の育成を行っています。
それから、2年間のなかで「食」「医療事務」「教職」「心理ケア」に関わる資格の取得ができます。
保護者ガイダンスでは、より詳しい学生生活についてのお話しや保護者の方からの質疑応答となりました。
その後は体験授業になります。今回は「中国料理(点心)~杏仁酥を作ろう!~」がテーマでした。
点心(てんしん)とは、中華料理の軽食の総称で、主菜とスープ以外のものを指します。
明確な定義はありませんが、食事の間に少量の食物を食べることなので、菓子や間食、軽食の類いは全て点心と呼ばれます。
そして今回調理する杏仁酥(シンレンスー)は、サクサクとした軽い食感の中華風アーモンドクッキーです。
小麦粉・砂糖・卵でつくった生地をラードを使って焼き上げるのが特徴です。
生地を丸め、手のひらで平らに伸ばすだけで簡単に成形できます。真ん中にアーモンドを飾り付けてオーブンで焼けば完成です。
ラッピングをしてお土産にお持ち帰りいただきました。
続いて模擬授業の方は「色が変わる!?~食品の褐変を知ろう~」をテーマに授業を行いました。
褐変とは、食品の調理・加工または貯蔵中に、食品が黄色や褐色に着色したり、食品自体の色が濃くなる現象のことをいいます。
褐変は“酵素的褐変”と“非酵素的褐変”の2種類に分けられます。
酵素的褐変の例として、りんご・じゃがいも・なすを切って褐変する様子とその予防法を実際に見ていただきました。
それから非酵素的褐変について、アミノ・カルボニル反応という反応があり、代表的な食品として味噌が挙げられます。
熟成期間の差でアミノ・カルボニル反応による着色はどの程度異なるのか、また香りの違いについて実験しました。
白みそと赤みそを皆様にお配りし、直接確かめていただきました。材料は同じでも熟成期間が違うだけで大きな違いがあります。
皆さんの身近なものに活かされている食品学のひとつですね。
授業終了後は、キャンパスツアーや個別相談など開催しております。お気軽にご参加ください!
生活科学科の学生スタッフもおりますので、お話ししてみませんか?
次回の開催は、7月9日(土)です。皆様のお越しを楽しみにお待ちしております!