更新日:2021年08月24日
令和3年8月7日(土)、今年度第3回目のオープンキャンパスが行われました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今回も午前と午後に分け人数制限をして開催しています。
栄養学科では、はじめに山﨑純一学長よりビデオメッセージ、続いて影山晴秋学科長より学科説明、
須藤侑加子助教より就職・管理栄養士国家試験対策についてお話がありました。
本学科の特徴だけでなく、管理栄養士国家試験のサポート体制や卒業後の進路について
具体的に知っていただけたのではないでしょうか。
続いて、毎回様々なテーマで行なっている模擬授業に移ります。
今回は小林葉子教授の「食品の安全性はどうやって調べられるの?」というテーマで大学の授業をちょっぴり体験していただきました。
「食品の安全性」と聞いてみなさんはどんなことが気になりますか?
食品添加物あるいは食中毒の防止ですか?おいしく楽しく食べるために食品の安全性は大切ですね。
また、管理栄養士を目指すみなさんにとっては、消費者の立場だけでなく、将来食を提供する立場としても重要なキーワードですね。
日本では「リスク評価」と「リスク管理」と「リスクコミュニケーション」の3つの柱で食品の安全性が守られているというお話がありました。
みなさん知っていましたか?
今回、講義の中で、食品添加物の1つである「着色料」を調べるミニ実験を行いました。
きっと1度は食べたことがある「カラフルチョコ」を使って、チョコのコーティングがどんな色からできているのかを見る実験です。
あらかじめカラフルチョコの着色料がついたろ紙を食塩水に浸して、数分待つと複数の色に分かれていきます。
高校生の皆さんはコーティングの色が複数の色からできていることと、簡単な方法で色を分けることができることがわかり、とても楽しそうでした。
今回のミニ実験は「ペーパークロマトグラフィー」という混合物を分離する方法を使っています。この実験は食品衛生学実験などで登場します。お楽しみに!
そして、高校生は在学生が案内するキャンパスツアーへ。ここでは、調理実習室と栄養教育実習室を見学しながら、2つのミニ体験ができます。
1つ目のミニ体験「食品の着色料を調べてみよう!」では、2種類の福神漬けの色の違いを調べる実験をしました。着色料には「天然着色料」と「合成着色料」があります。どんな違いがあるのでしょうか…毛糸を染めて確認しました。
また、模擬授業に登場したカラフルチョコも日本のものと外国のものの2種類を比較し、着色料の違いを比較しました。模擬授業の内容も復習できるミニ体験でした。
2つ目のミニ体験「食育SATシステムを体験しよう!」では、普段の食事の栄養バランスをチェックしました。
食育SATシステムは、フードモデルを機械に載せるだけでサッと献立の栄養価がわかるという、授業でも使用している食育教材です。
炭水化物や野菜の不足、食塩相当量(塩分)が多めなど、はじめは星が半分や1つの方も、アドバイスを受けながら
星5つに一緒に近づけていきます(星5つがパーフェクトです)。
最後に、入試説明・入試相談、栄養学科1~3年生のオープンキャンパススタッフとの「在学生と話そう」、
栄養学科教員との「個別相談」などがありプログラムは終了です。1Fフロアで自由に気軽にご参加いただけます。
最初は緊張気味で参加している高校生も最後は学生とお話しして笑顔があふれていました。
ぜひ、桐生大学栄養学科で管理栄養士を目指して一緒に学びましょう!
夏の最後のオープンキャンパスは8月28日(土)です。 みなさんのご参加を心よりお待ちしております!