更新日:2023年08月25日
栄養学科では4年生になると、選択科目ではありますが、卒業研究を履修します。
今年度も自分の興味ある領域の先生のところへ学生が訪れ、検討を重ねながら研究を頑張っています。
先日は、慢性腎臓病関連の研究をしている学生の実験がありました。
血液透析療法を行っている患者さんの、栄養不足を解消するためにはどういった栄養のある補食や間食をするべきか、
という考えから、四季折々のイベントに活用できたり、手軽に作ったりできる
低リン、低カリウム、高エネルギー、水分の少ない間食を試作しました。
当日は、4年生の有志が7名手伝いにきてくれたので、大変助かりました。
さすが、4年生です。教員は少し手を貸すくらいでどんどん話し合いながら進めていきます。
自分たちの記念にと、記録をしていました。
研究計画に沿って実験や実習をしてみることで、思っていた結果と異なることが見えてきます。
また、背景に疾患があることから授業や資料から調べたことだけではイメージがわきにくいことも少なくありません。
そこで、実験や実習を行うことで、さらに理解が深まることがたくさんあります。
臨床栄養学の臨地実習で経験したことを基に、自分で気になったことをそのままにせず積極的に研究を進めていく、
という姿勢は大変立派だと思います。
今後は、この実験により得られた結果から、食と健康や疾患と栄養管理のつながりについて学びを深めつつ、
研究計画に沿って実施したことに対して、結果や考察をしていきます。
実際の患者さんが実施可能であり、実生活に則していることから効果が発揮されます。卒業研究も大詰めです。
引き続き頑張っていきましょう。