更新日:2024年08月02日
桐生大学栄養学科では、社会貢献活動の一環で、今年度初の試みとして桐生南ポニーリーグ(中学生硬式野球チーム)に所属する
中学2・3年生とその保護者の方24組を対象とした「桐生大学×桐南ポニー親子食育クッキングスクール2024」を企画し、
2024年7月27日(土)に実施しました。
体づくりやスタミナをつけるには普段の食事が重要です。中学生のみなさんには、自分の体に必要なエネルギーや栄養素を実体験として学んでいただくため、
管理栄養士の教員が考えた必要量を摂取できるランチを子ども達だけで作っていただきました。
保護者や野球チームの関係者の方は、桐生大学短期大学部生活科学科教員の清野隼先生の講義を2部形式で聴いていただいたり
休憩の時間には、ご自分のお子さんが調理している様子を覗いてもらったりしました。
献立は、ピラフ2種(ブロッコリーピラフ、トマトピラフ)、タンドリーチキン、マカロニサラダ、肉団子入り野菜スープ、
フルーツラッシーです。
成長期にあるこの時期は、ただでさえエネルギーや栄養素の必要量が増大します。
今回は、体を大きくし、スポーツでの消耗を補う必要もあるため、1食当たり約1,200kcalのエネルギーを摂取できる内容になっています。
特に必要量が多いたんぱく質やカルシウム、鉄もしっかり摂れるように食材や調理法が工夫されています。
本学教員の須藤助教がデモンストレーションを行い、調理過程を確認した後、3人1グループで調理に挑戦。
学生スタッフがサポートしながらでしたが、食材を切ったり、ひき肉をこねたりなど、
普段料理をしない人もみんながんばってチャレンジし、おいしく仕上げてくれました。
調理の待ち時間には、日頃の感謝を伝えるため、保護者の方に向けたメッセージカードづくり。
何を書こうか思案したり、思いの丈をカードいっぱいにしたためたりと、調理に挑戦したからこそ感じた「ありがとう」の気持ちを
素直に表現する姿が見られました。
食事が完成した後、メッセージカードを添えて親子で食事を楽しんでいただきました。
カードを写真に収めたり、大切にしまったりする姿も見られ、開催した私たちもうれしく思いました。
今回の経験から、中学生のみなさんには、スポーツをする上での食事の大切さや感謝の気持ちを実感してもらえたことと思います。
栄養学科では地域の方に向けた企画を今後も継続していきたいと考えています。
暑いなかの開催でしたが、参加者のみなさんには本当にありがとうございました。
栄養学科の学生たちも事前準備から最後の後片付けまで一生懸命手伝ってくれて、ありがとう。