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【栄養学科】桐生大学×桐南ポニー親子食育クッキングスクール2025

更新日:2025年08月30日

本日は8月23日(土)桐生大学において開催しました「桐生大学×桐南ポニー親子食育クッキングスクール2025」を
ご紹介いたします。

昨年度に引き続き、中学生硬式野球クラブ、桐生南ポニーリーグの中学1・2年生の選手とその保護者を対象として、
スポーツと食事のかかわりを実践的に学ぶ社会貢献活動の一環として実施いたしました。

成長期の選手たちにとって、日々の練習と並行して、適切な栄養補給は非常に重要です。
今回の取り組みでは、選手たちが「食」への関心を高めるとともに、必要な栄養素量を体験的に学ぶことを目的としました 。
さらに、スポーツ栄養に関する知識を学ぶことで、今後の食生活にその学びを活かす良いきっかけになったと
感じています。

当日は学年ごとに異なるプログラムを実施しました。
中学2年生の選手たちは、栄養学科 中島先生による調理のデモンストレーションを見学したあと、
3人1組での調理実習に取り組みました。
大学生スタッフのサポートのもと、協力しながらバランスの良い食事を完成させることができました。
 

一方、中学1年生の選手たちは、1・2年生の保護者と一緒に、大学改革推進部の公認スポーツ栄養士・清野先生による
講義「成長期のジュニアアスリートが実践したい大切な栄養補給のポイントは??」を聴講しました。
昨年度に実施した食事提供などの介入結果を振り返りながら、成長期に必要な栄養素や効果的な食事の摂り方について
分かりやすく解説されました。
親子そろって、真剣なまなざしで話に聞き入っている様子が印象的でした。

その後、中学2年生の選手は自分たちで調理した料理を、1年生と1・2年生の保護者は教員と学生が
給食室で調理した同じメニューの料理を囲み、和やかな雰囲気の中で食事を楽しみました。
その際、大学生による栄養教育が行われ、本日のメニューについて以下のような説明がありました。
「今日のメニューは、炭水化物・脂質・たんぱく質の三大栄養素に加えて、ビタミン・ミネラル・食物繊維も
バランスよく含んでいて、成長期の皆さんにぴったりのバランスの取れた食事です。見た目や味にも工夫がされていて、
楽しく・おいしく栄養を摂ることができます。」
食事の時間が、栄養のことを考えるきっかけにもなり、選手たちにとって「楽しくてためになる」ひとときになったようです。

 

【メニュー】
•あさりピラフ または トマトピラフ
•タンドリーチキン
•鯖缶のマカロニサラダ
•野菜スープ(肉だんご入り)
•ヨーグルトゼリー

今回のメニューは、1食あたり約1,200kcalと、成長期の選手たちに必要なエネルギーと栄養素が十分に摂取できる内容と
なっています。
特に不足しやすいたんぱく質、カルシウム、鉄を意識した食材を取り入れ、多くの調理方法が経験できるように
工夫を施しました。

スポーツと栄養は、切り離せない関係にあります。
このクッキングスクールを通じて、参加した選手たちが身体づくりや食事の大切さを改めて認識し、
日々の生活の中で実践につなげていくきっかけとなれば幸いです。
また、いつも自分たちを支えてくれている保護者や周囲の方々への感謝の気持ちを育む場にもなったことと思います。
 

さらに、栄養学科の学生にとっても、地域の皆さまと関わりながら実践的な学びを得る貴重な経験となりました。
今後も桐生大学は、地域との連携を大切にしながら、子どもたちの健やかな成長と地域全体の健康づくりに貢献してまいります。