更新日:2025年12月03日
群馬県産の果樹への理解を深め、多くの方に広める活動「群馬県フルーツ広報大使」の活動の一環として、
栄養学科3年生の学生が、今まさに旬を迎えている柿の収穫を体験してきました。

体験にご協力いただいたのは、大学近隣で「高橋果樹園」を営まれている高橋さん。
柿をはじめ、様々な果樹や野菜を多品種栽培されています。
広大な敷地に広がる畑を目の前にして、テンションが上がります!
柿は最奥に植えられているため、農園入り口から順に畑の様子を紹介していただきました。
ブロッコリー、キャベツ、玉ねぎなどの露地栽培の野菜だけでなく、ハウスには春菊、きゅうり、なすなどもあり、
また桃やあんずなどの果樹も植えられています。
需要に合わせた生産調整や、よりおいしく見た目よく栽培する工夫など、わかりやすく丁寧にお話しいただきました。
初めて伺うことばかりで、勉強になったとともに、改めて農家の方々の努力と真心によっておいしい農作物が育てられていることを実感し、
これまで以上に感謝して食べたいと感じました。

道路を2本挟んでやっと柿の木に到着!
高橋果樹園さんでは、おなじみの富有柿のほか、濃厚な甘さが特徴の百目柿や、ジューシーさが特徴の太豊などの品種を育てています。
学生たちは高橋さんに教わりながら次々と収穫していきました。


高橋果樹園さんで育てている百目柿などは渋柿なので、渋を抜く作業が必要です。
収穫後にアルコールに浸ける渋抜き法が取られるのが一般的ですが、高橋果樹園さんでは「樹上脱渋」という手法を取り入れています。
「樹上脱渋」は、ビニール袋に固形アルコールを入れ、果実ひとつ一つに被せていく手間のかかる方法で、
従来法と比べてパリパリとした食感を活かせ、収穫後すぐに販売できるメリットがあります。
手間暇かけて育てている現場を目の当たりにし、学生たちも自分が収穫した柿に、より愛着がわいた様子でした。
最後にご厚意で柿の食べ比べをさせていただきました。同じ柿でも甘さ、硬さ、水分量などが異なり、学生間でも好みが分かれました。
みなさんも好きな品種を探してみてください。

参加した学生からのコメントをご紹介します。
「初めて柿の収穫体験を行いましたが、育て方の工夫や美味しい柿の見分け方など様々なことを知ることができました。」
「柿の様々な品種を実際に見て味わいその違いを知り、柿づくりに込められた農家の方々の細やかな工程や工夫を実感し、貴重な体験をすることができました。」
「今回の柿収穫で、形、色、水分の含み方、そして食感が、それぞれの品種によって大きく異なることを知ることができました。
とても楽しく、発見に満ちた体験でした。」
「今回初めて柿の食べ比べを行い、柿それぞれの味や形、甘さ、みずみずしさなどの特徴を感じることができ、貴重な体験になりました。」
今後もフルーツ広報大使の活動を精力的に実施します。ぜひ次のレポートもお楽しみに♪
お世話になった高橋様、群馬県蚕糸特産課と東部農業事務所の担当者様、どうもありがとうございました。