更新日：2018年05月30日
6月23日（土）に公開講座が開催されます。
今年度は北里大学学長の伊藤智夫先生を講師としてご講演いただきます。
司会・進行は本学学長の岡安勲が務めます。
私たち人類はいつ頃から薬を使ってきたのでしょうか？ヒントはタンザニアのチンパンジーにあります。チンパンジーは体調が悪くなるとある種の植物や苦い樹液を摂取することが報告されています。これらの植物は現地の人々が今でも薬草として利用しています。人間は約600万年前にチンパンジーと別々になりましたが、その頃から薬草を利用する習慣があったのかもしれません。また、私たち人間（ホモ・サピエンス）の従兄弟とも言えるネアンデルタール人の歯石からはポプラやアオカビの成分が見つかっています。ポプラはサリチル酸を含有し、アオカビはペニシリンを産生することから、これらで虫歯を治療していたようです。ネアンデルタール人も薬草を利用していたわけですから、私たち人間も薬草を利用していたと考えるのが自然のように思われます。本講演会では、はるか昔から現代までの人類と薬の歴史の一端を紹介したいと思います。
2018年6月23日（土） 13:30〜15:00
（受付 12:30〜）
桐生大学9号館（平成記念ホール）
200名
※申込先着順で定員になり次第締め切らせていただきます。
無料
2018年6月20日（水）17時まで
電話・FAXまたはメールにてお申込みください。
FAXの場合は氏名・住所・電話番号・参加人数・性別・年齢をご記入ください。
メールの場合は件名に公開講座申込とし、本文に氏名・住所・電話番号・参加人数・性別・年齢を記載してください。
桐生大学 教務・学生課 学生係
TEL：0277-48-9106（直通）、0277-76-2400（代表）
FAX：0277-76-9454
メール：gakusei@kiryu-u.ac.jp
申込時間：平日9時～17時まで（FAX・メールは除く）
公開講座のチラシはこちら
1956年1月22日生まれ。79年東京大学薬学部卒業。81年同大学大学院薬学系研究科修士課程修了。87年カンサス大学大学院博士課程修了。薬学修士、M.S., Ph.D.。
山之内製薬（現アステラス製薬）株式会社、カンサス大学博士研究員を経て、90年北里大学薬学部助教授に着任。97年教授、08年から北里大学薬学部長・薬学研究科長（2016年6月まで）、14年7月から副学長を経て、2016年8月12日より現職。