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新型コロナウィルス感染症 職域接種を終えて

更新日:2021年08月24日

桐丘学園 新型コロナウィルス感染症 職域接種を終えて

桐生大学・桐生大学短期大学部 副学長 山科 章

 新型コロナ感染症はデルタ株の出現、減らない人流などもあり、ついに最大の第5波となり、群馬県も先日、緊急事態宣言が発出されました。いくつかの治療薬が紹介されてはいますが、特効薬もなく、医療のひっ迫が毎日報道されています。

 遡りますが、6月に入ってすぐ、1,000名以上の職場や大学などで行う「モデルナワクチンを用いた職域接種」の通達が国から出されました。3密回避、手洗い、マスクのみでは感染予防は不可能であり、ワクチン接種の早期実施が必要と考えていましたので、学園として迅速に決断し、受付初日の6月8日にVRSシステムで申し込みました。翌日には受諾の通知があり、本格的な準備を始めました。1,000名を対象に短期間に行うには周到な準備が必要です。できるだけ多くの関係者にワクチン接種を受けていただくこと、貴重なワクチンであり1回分も無駄にしないこと、安全面に最大限の配慮を行いながら効率的に実施すること、を目標に準備しました。事務部門を中心に文字通り周到な準備が行われ、接種当日は、学外の医療関係者の支援をいただきながら、多数の教職員の協働により円滑に実施することができました。なお、1回目接種は7月1日および8日に、2回目を7月29日および8月5,6日に行い、接種対象者は大学・短期大学部学生、桐丘学園の教職員およびその家族に加えて、みどり市職員にもご協力いただき、1回目は1, 000名、2回目は7名の辞退者のみの993名で、計1993回のワクチン接種を無事終了することができました。


<学長による問診>


<副学長による問診>


<接種前のミーティングの様子>

 

 準備から実施まで、ワンチームで実行されました。新型コロナウィルス感染症はまだまだ出口の見えないトンネルの中です。
ワンチームでこの苦難を乗り切りましょう。