進路・就職 キャリア教育の実際

各学科の専門科目カリキュラム以外の講座を下記の通り設定しました。

(1)全学科共通講座(単位認定科目)

コミュニケーション能力の獲得と情報処理能力を得るための講座の履修を指導します。

  • コミュニケーション講座:
    学部共通科目:「コミュニケーション論」をキャリア教育科目として位置付けこの科目の履修を指導します。
  • 情報処理能力:
    現在のIT化社会を担う手段としての高いコンピュータ等の取り扱い能力が重要と考えています。
    そのために、学部共通科目:「情報処理基礎演習」・「情報処理応用演習」と位置付け、この科目の履修を指導します。

(2)全学科共通講座(学生への就職支援のための講座)

  • 自己理解と仕事研究講座:
    実践的な就職活動支援として、自己分析と適正な職種選のため「自己理解と仕事研究講座」を卒業の前学年(医療保健学部3年)に開講します。
  • キャリア・イメージング講座:
    学生が進路先や実際の就職活動方法を考えるきっかけとなるよう、各分野に内定学生や活躍されている卒業生から、現場に即した話を聞き、質疑応答を通じて就職活動やキャリアについて考える場を提供します。
  • 就職のための適性試験対策講座:
    多くの企業で行っている適性試験に対応するため、一般常識を含めた対策講座を行います。
  • 講演会、研修会の開催:
    学生のキャリア教育と卒業生の卒業後教育に資するための講演会や研修会を開催します。
  • 個別相談:
    就職はもちろん進学等、卒業後の進路に関わる悩みは個別に受付ける。進路が決まっていない・役立つ資格を取りたい・内定がもらえない・Uターン就職の悩み等、どのようなことでもご相談に応じます。
  • 模擬面接:
    面接は就職活動で最も重要な試験である。模擬面接では、本番さながらの実践指導を行います。
    何を聞かれるのか、自分の受け答えはしっかりできているか、模擬面接の経験をしておくことは非常に重要です。
  • 就職試験対策講座(身だしなみ):
    外見、例えばスーツの選び方など就職活動に役立つ内容を細やかに指導します。
  • 履歴書、エントリーシートの指導:
    社会人として適正な書類を書けるよう指導します。
    また、他者にみてもらうことにより誰が見てもわかりやすい書類をつくれるよう指導します。

(3)看護学科のキャリア教育と学生支援

看護学生の卒業後の進路先は進学では大学院や助産師養成課程の学校があります。
就職では病院、社会福祉施設、訪問看護ステーションなど、保健師としては行政機関(保健センター、保健所)、民間企業、養護教諭など多岐にわたる就職先が考えられます。
また、病院勤務を希望する場合においても、病院にはいくつかのタイプがあります。
例えば大学病院をはじめとする急性期を専門とする病院、地域医療に密接した病院、さらに療養型の病院など、それぞれの特色を示す病院があります。
本学科では学生の個々の考えや将来の看護職としてのキャリアの点から、学生の一人ひとりの適性に沿うよう、下記のガイダンスや学科教員による相談を実施し進路決定の支援を行います。

  • キャリアガイダンスⅠ(3年次)(7月):
    看護職としての自覚と進路の選択のための現場を知ることを目的に実施します。
  • キャリアガイダンスⅡ(4年次)(4月):
    実際の就職活動支援講座として、履歴書や面接等具体的な対応を習得します。
  • キャリアガイダンスⅢ(4年次)(実習病院説明会8月):
    学生が実際の進路先を考えるきっかけとなるよう、各病院で活躍されている卒業生や専門の方々に、現場に即した話をしていただき、質疑応答を通じてキャリアについて考える場を提供します。
  • 公務員試験対策講座:
    国・各都道府県・市町村の看護職等試験は、近年になり多くの変化がみられます。例えば、N県では一般常識試験だけでなく、看護専門試験(筆記)を実施しません。このように各自治体の実情に合わせた進路指導を行う予定です。また、保健師としての就職は行政機関が主となることから、この点の指導も行います。
  • 一般常識・マナー講座:
    看護教育だけでなく社会人としての一般常識やマナーについても指導を行います。
  • インターンシップ(随時):
    各病院のインターンシップ情報を提供しアドバイスを行います。
  • 個別相談 (随時):
    就職はもちろん進学等、卒業後の進路に関わる悩みは個別に受付けます。就職の悩み等、どのようなことでもご相談に応じます。

看護学科で取得できる資格等

  • 看護師(国家試験受験資格)
  • 保健師(国家試験受験資格)-選抜制-
  • 助産師(国家試験受験資格)-選抜制-
  • 養護教諭一種免許状 -選択制-
  • 養護教諭二種免許状
    (保健師国家試験合格後、申請により取得できる)
  • 第一種衛生管理者免許
    (保健師国家試験合格後、申請により取得できる)
  • 受胎調節実地指導員
    (助産師課程を修了後、取得可能な資格)

(4)栄養学科のキャリア教育と学生支援

管理栄養士の資格を活かした就職先は多岐にわたります。
卒業生の就職先は、病院、保健所、学校、養護・老人施設、食品関連企業、研究所等、多種多様です。
したがって管理栄養士養成課程の学生に対しては、学士課程教育の段階から多様な職域に対応できるイメージング等を組み込み、学士力を向上させるキャリアデザイン教育を実施する必要があります。
そのため本学では、学生、教員で実践する下記の支援システムを導入します。

  • 管理栄養士活動論(1年生)をキャリア教育の主軸として位置付け履修指導します。
  • 専門基礎科目:
    「管理栄養士活動論」(1年生対象):現場で活躍している管理栄養士から、実際の活動についての講義を受ける中で、自らの意思を確認し、将来、理想とする管理栄養士像を確立するように働きかけます。
  • キャリア・イメージング講座(3年生対象)の開催(全学科共通講座と重複):
    学生が進路を考えるきっかけとなるよう、各分野で活躍されている卒業生や専門の方々に、現場に即した話をしていただき、質疑応答を通じてキャリアについて考える場を提供します。
  • 講演会・研修会の開催(全学科共通講座と重複):
    学生のキャリア教育と卒業生の卒業後教育に資するための講演会や研修会を開催します。
  • 個別相談:
    就職はもちろん進学等、卒業後の進路に関わる悩みは個別に受付けます。
  • 履歴書、エントリーシートの添削:
    関係する教員にみてもらうことにより誰が見てもわかりやすい書類をつくれるよう指導します。
  • 模擬面接:
    栄養士・管理栄養士の就職面接は一般業種にない特色があります。これらに対応する模擬面接では、本番さながらの実践指導を行います。
  • 公務員試験対策講座:
    公務員対策は早期に始めることが重要です。公務員試験の対策は筆記試験勉強に尽きます。基本から専門まで反復学習を進め、合格への可能性を高めます。

栄養学科で取得できる資格

  • 管理栄養士(国家試験受験資格)
  • 栄養教諭一種免許状
  • 栄養士